【フォルボ】SS3環境考察#7 確定シュートが打てるタイミング
昨年末に確定シュート練習会を開き、確定シュートのタイミングを調査した。結果は次の動画の通りだが、要点だけ本記事にまとめておく。
※回線や接続先サーバ、PCスペックなどでタイミングが変わる可能性がある。この点も調査していきたい。
前提や動画の見方など
【前提】
・60fpsの録画なので、これから紹介するフレーム数も全て60fpsでの話となる。ただし、ガイズのモーションは60fpsじゃないっぽい(60fps以上)ので、あくまで目安として見てほしい。
※上記の前提から、『初めて煙が出たフレーム』や『初めてボールに当たるフレーム』などは「大体ここだろう」で決めている。
・基本的には攻めカバーラインから確定シュートを打つことを想定した話となる。攻めカバーラインとは、『センターラインより少し前』から『センターライン付近』の間。
【動画の見方】
・動画内の上の数字: ダイブのボタンを押してから初めて煙が出るまでのフレーム数。
・動画内の下の数字: 初めて煙が出てからボールにぶつかってボールが動くまでのフレーム数。
※OBSでゲーム画面と入力表示ソフトを一緒に録画しているだけ(非同期)なので、上の数字は基本無視でOK。
下の数字の考察
平地で転がっているボールをダイブ強打する場合、基本的には以下のルールだった。
※1: 全てこのルール通りになっているわけではないので注意(録画に誤差があることや環境的な問題があるため)。
※2: 『ゴールのへこみから打つ場合』や『バウンドボールを打つ場合』はこのルールとは限らないので注意(これらケースではボールの下側を叩くことから、平地から打つ時よりも上側に飛びやすいため)。
★ 3f, 4f: 首折れする(飛ばない) or 上バーに当たる
このタイミングだと、ガイズの姿勢が上向きの時にボールに当たることになる。そのことから、ガイズがボールに負けると首折れし、ガイズがボールに勝つと上バーに当たる結果だった。
ただし、この結果はあくまで攻めカバーラインから打つ話である。DFラインから打つ場合は、このタイミングのほうが確定シュートになる可能性が高い。
★ 5f, 6f: 確定シュート
このタイミングだと、ガイズが倒れ始める時にボールに当たることになる。そのことから、攻めカバーラインからなら確定シュートになりやすかった。
ただし、ボールの真ん中(芯)を叩けなかった場合は確定になりにくいどころか、ちょうどキーパーに返しやすいボールを与えることになるので注意。
★ 7f以降: 1f遅いごとに高度が低くなる
このタイミングだと、ガイズが倒れ始めている時にボールに当たることになる。そのことから、低い弾道を描いて飛ぶ形になる。
高度の目安としては、平地の転がりボールを7f目で打った場合の高度は『ゴールのド真ん中に打てばぎりぎり確定シュートになる程度』である。(ゴールのへこみのド真ん中は一番低いので確定しやすい)
このタイミングが頻発する場合は、あと1f or 2f早めに当たることを意識すると良い。ただし、バウンドしているボールの場合は、このタイミング(7fあたり)のほうがちょうど良い高度になる可能性が高い(確定になる可能性が高い)。この点も頭に入れておくと良いと思う。
ちなみに、8f目以降は高度が低すぎるため、キーパーが取れない位置に打たないと簡単に止められてしまうので注意。ただ、7f目以降だとガイズがボールに負けにくいので、ある程度の速度で打てる点は良いところだ。この点も頭に入れ、うまく利用していくと良いと思う。
その他の気づきなど
・速度の高いボールは、インパクト時にボールがブレて何度かガイズに当たる挙動になっているように見える。見た目上の問題なのか、それとも何度も当たることで強い当たりになっているのか……。まだよく分かっていないので要調査ポイント。
・インパクト時に出る花火の色のルールもよく分かっていない。だけど、「何色だったらうまく打てている」的なのは無さそうに見える。
・横移動のボールよりも縦移動のボールのほうがタイミングを取るのが難しい。理由は、横移動の場合はボール⇔ガイズの距離がある程度一定だが、縦移動の場合はボール⇔ガイズの距離が1f遅いだけで結構縮まるため。
・本議題について、shinさんがイメージ図付きで投稿してくれているが、イメージ図でのボールにぶつかるタイミングが微妙にズレているので勘違いするかも。タイミングを理解したいなら、本記事の最初に貼った参考動画のスローモーションを見るほうが確実だと思う。
以上
【フォルボ】『第2回 身内で紅白戦』におけるomaruチームの戦略ノート
2022年12月30日。フォールボール協会内にて固定メンバーでの紅白戦を行った。以下がその内容とアーカイブである。
【概要】
・7vs7の固定メンバーで勝負
・VCを誰が何人やるかは自由
・最初に練習試合を3~5試合行なう
・その後本番開始で、3先を2セット取ったチームが勝ち
・試合間の休憩は入り直しも含めて3分、練習試合後とセット間は10分
【ルール】
・スキンでチーム分け(上半身のみ共通スキンを使用)
・初動10秒待ちルールは無し、即スタート
・プレイに制限は無し(GK掴みなど全て有り)
・金玉は5点で計算
・試合残り時間1:00以上で接続切れのプレイヤーがいた場合は仕切り直し
・ボール4個の場合は仕切り直し
戦略ノート
この時のomaruチームの戦略ノートを以下に掲載する(画像を拡大してみたほうがいいかも)。7vs7の戦略の参考になれば幸いだ。
一応補足しておくと、このノートは実際に試合した後に修正したものである。実は事前に作っていたノート通りでは、本番でうまくいかない点がいくつかあった。そのため、本番中に色々修正することになった。
ちなみに、画像3枚目はある程度自由に動く中盤向けのノートで、敵の陣形に合わせて色々対策を考えたものとなっている。しかし、実際の試合では、敵の陣形に対して立ち回るのではなく、自分のやりたい陣形を押し付けるほうが強いと感じた。
7vs7で面白かった点は、6vs6以下で強かった『2球攻めの形になるまでキープ作戦』でなくても戦えたことである。具体的には『1球攻め時に確実に決める作戦』で立ち回った。これで戦えた理由は中人数の試合(7vs7)だったからの可能性はある。今後調査していきたい。
以上
【フォルボ】SS3環境考察#6 5vs5以上の時のDFはセンターラインより後ろで待つのが安定択
課題
例えば、2球攻めをしている時、『1球は複数人で対応・もう1球は1人が対応』と偏るケースがしばしばある。
自分がDFラインにいた場合この偏りが分かるが、分かったとしてどの位置へ行くのが正解なのだろうか――。この点を以下のようなシーンを例に考えてみた。
例: 7vs7にて、左ボールは4人/右ボールは1人が対応している時
回答
結論としては、1人側サイドのセンターラインより後ろで待つのが安定択だと考えている。
この例題であれば、基本的な選択肢は以下の2つあるが、このうちの②が安定択だということだ。以降でそれぞれを確認する。
① 1人側サイドの攻めカバー(センターラインより前)へ行く
② 1人側サイドのセンターラインより後ろで待つ
① 1人側サイドの攻めカバー(センターラインより前)へ行く
この選択肢の場合、『敵のロングクリア』や『敵のセンター寄りのクリア』で打開される可能性がある(2)。そして、GKが打開されたボールを対応している間にもう1球も打開されて失点するケースが多い(3)。
特に、現環境はボールを飛ばしやすいことからもこの展開になりやすいので、結構リスクの高い択だと言える。
② 1人側サイドのセンターラインより後ろで待つ
この選択肢の場合、『敵のロングクリア』 や『敵のセンター寄りのクリア』を食らっても取れる可能性が高い(2)。もし頭上を越えるクリアだったとしても、後ろに下がっている分すぐに取りに行くことができる。
その後、基本的にはDFが1球をキープする形になり、GKはもう1球に専念できることから2球とも対応できる可能性が出てくる(3)。
以上から、こちらのほうが安定択だと言える。
複数人側サイドが先に打開された場合
②の立ち回り時に、複数人で対応しているボールのほうが先に打開されたとしたらどう動けば良いか。
結論としては、打開されたボールには行かずに、1人側のボールの対応を優先するのが安定択(2)だと考えている。その理由は以下2つ。
・DFが打開されていない1球(1人側サイド)を見ておけば、GKはもう1球に専念できるため。
・複数人で対応しているボールは、その複数人が一気に下がってくれば対応できる可能性が高いため。
つまりは、人数比理論で立ち回るということだ。
おまけ: リスポーン時も基本は後ろ待ちが望ましい
【回転盤無し時】
味方が誰もリスポーンを取りに行かない時、DFが取りに行ってしまうケースをよく見かけるが、これは地味にリスクが高いと考えている。
その理由は、DFがリスポーンに負けた場合、後ろにはGKしかいない状態になるからである。つまり、『DFがリスポーンで負ける→後ろには誰もいないため、前待ちしてる敵にボールが簡単に渡る→シュート』の流れで失点する可能性があるということだ。
この流れを阻止するには、味方が誰もリスポーンを取りに行かない時でも、DFは後ろで待っているほうが良い(下図)と考えている。しかし、それを見越して、敵がワンバウンド待ちからのダイブ強打を狙ってくる場合があるので、その場合は詰めて壁を張ったほうが良いかも。
この対策で失点した場合は、リスポーンを取りに来ない味方が悪いので気にしなくてOK。
その他の選択肢として、リスポーンを取ろうとしている敵を掴んでイーブンにする択も存在する。しかし、掴みのタイミングをミスしたり、かわされたりすると終わるのでリスクは若干高いと考えている。
【回転盤有り時】
回転盤がある場合は、リスポーンボールを敵に与えるとそのままシュートされる可能性が高い。そのため、リスポーンを取ろうとしている敵を掴みに行くか、回転盤に逆らう側でジャンプして壁を張るかの2択が良いと考えている。
が、本当にこれらが安定択かはよく分かっていないので、今後調査していく。
以上