フォールボール協会

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【フォルボ】SS4環境考察#9 現環境におけるシュートパターンのメタ的な解説(最前線の人が高難易度)

※画像や動画などは後で追記する予定。

実はフォールボールはある程度シュートパターンが決まっていて、そのパターンにハメれば超うまいGKでも止めることが困難になる。一方、そのパターン以外の攻め方だと簡単に防がれるどころか、カウンター展開の起点になってしまうことさえある。

そういう意味で、GKでも止めにくいシュートの流れをメタ的に理解しておかないといつまで経っても上達しないのだ。

ということで、本記事では、以下の固定メンツ試合を例にした考察結果から『フォールボールの攻め方の攻略法』を体系的にざっくりまとめる。

大枠としては以下の2パターンあるのだが、『敵の実力』と『味方の立ち位置&マーク状況』に応じてこれらを使い分けるのが理想である。つまり、常にワンマンで決めることだけ考えてもダメだし、連携で決めることだけ考えてもダメという意味。

(1) ワンマンでシュートの流れを作るパターン
(2) 連携でシュートの流れを作るパターン

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(1) ワンマンでシュートの流れを作るパターン

「1人でシュートを決めたい!」と思っているのなら最低限覚えるべきシュートパターンがこちら。ポジションとしては、最前線でボールを運ぶ人をイメージしてほしい。

このパターンを実現するための方法(NG例も含め)は以下。

(1)-NG 絶対にやっちゃダメなワンマンプレイ
(1)-1 ポストに当たらないように壁側に入る方法
(1)-2 自力で確定浮き球シュートを作る方法
(1)-3 斜め打ちでびっくりシュートを狙う方法
(1)-4 負けないタイマンをして2球攻めを待つ方法
(1)-番外編 GK1 vs 攻め2だった場合

 

(1)-NG 絶対にやっちゃダメなワンマンプレイ

昔からのフォルボをやっている人でやりがちなNGパターンがこちら。一言でいえば、敵ゴール横の斜め壁沿いを壁にぴったりくっつきながらドリブルしていくパターン。

【参考】冒頭動画の動画時間でwestさんの31:57~みたいな感じ。

この場合、ほぼ100%の確率で敵ゴールのポストに当たって跳ね返り、そのセカンドボールを敵GKか敵DFに拾われるので現環境ではやらないほうがいい。

※昔はポストにボールが当たった際の跳ね返りが弱かったため、そのまま確定シュートに持ち込むこともできた。しかし現在は、跳ね返りが強いためそれが難しい。仮に裏に味方の攻めカバーがいたとしても、ポストに当たった後の着地点読みが難しくて決定打にはなりにくい。

 

(1)-1 ポストに当たらないように壁側に入る方法

(1)-NGにならないようにするために、一度斜め壁の壁側に入り込んでからGKとタイマンする方法がこちら。

【参考】冒頭動画の動画時間でwestさん視点のみっちぇるさん32:10~みたいな感じ。

斜め壁の壁側に入り込むことでボールがポストに当たらずにゴール側に出すことが可能となる。ボールをゴール前に出したら、そのまま自分が突っ込んでシュートに行くか、センター待ちの味方に押し込んでもらう流れ。

ただし、敵GKとのタイマン時に慎重になりすぎるとそのまま敵GKのダイブ強打で打開されるので、強引に押し込むイメージで突っ込んだほうが良いと思う。

 

(1)-2 自力で確定浮き球シュートを作る方法

壁やバウンドをうまく利用して自力で浮き球を作り、ジャンプやジャンプダイブで確定シュートを狙う方法がこちら。

【参考】冒頭動画の動画時間でwestさん視点のコスモスさん14:40~みたいな感じ。

具体的なやり方としては以下3つをよく見かける。その場でボールを浮かす方法を考えて実行しないとすぐに割り込まれてしまうので、経験値が必要だと思っている。

① ボールを壁でせり上げて強引に内側に浮かせてヘディングで合わせるやり方。
② バウンドボールをもう一度上に上げてヘディングで合わせるやり方。
③ ボールを横の壁に当てて浮かせてヘディングで合わせるやり方。

 

(1)-3 斜め打ちでびっくりシュートを狙う方法

斜め壁の根本付近から斜めにダイブ強打してシュートを狙う方法がこちら。

GKが前に出てこない場面で有効。仮にゴールに入らなかったとしても、味方のセンター待ちが入れば押し込んでくれるので問題なし。

ただし、GKがその狙いを読んで前に出てきている場合はクリアされやすいので、様子を見つつ狙う感じか。

 

(1)-4 負けないタイマンをして2球攻めを待つ方法

斜め壁の根本付近でボールをゆっくり動かつつ、引きジャンプしてその位置にボールがある状態を維持する方法がこちら。

いわゆる時間稼ぎ法のことで、2球攻めになったらゴールを狙いにいくイメージである。

これのメリットは味方が自分の攻めに歩調を合わせやすくなることである。自分一人で攻め急ぐと味方が攻めの陣形を組んでいない間に打開されることがよくあるが、一旦停止して時間を稼ぐことで味方に攻めの陣形を作る時間をあげられる。

これが最も手堅い選択肢であり誰もができる選択肢なので、悩んだらこれを選ぶべきだと思う。

【参考】【フォルボ】SS3環境考察#8 4ボール試合は最前線1球キープ戦法が強い

 

(1)-番外編 GK1 vs 攻め2だった場合

この場合は人数有利なので、ボールを味方2人でサンドイッチしてボールを浮かして確定シュートに持ち込むか、片方が敵GKを掴んでもう片方がごり押しすると良い。

前者のサンドイッチ法は、冒頭動画の動画時間でwestさん視点の9:55~や23:38~みたいな感じである。

守備側視点で考えると、味方GKを人数不利状態にすること=失点リスクを大きく抱えていることとなる。よって、DF1人は下手に上がらないように意識する必要がある。

(2) 連携でシュートの流れを作るパターン

フォルボはチームゲーなので、フリーの味方をうまく利用すると得点が入りやすい。その観点から生まれた、味方と連携するシュートパターンがこちら。

攻めポジをやる人は絶対に覚えておいてほしいものとなっている。※攻めポジ=最前線でボールを運ぶ人、敵ゴール前でセンター待ちする人、攻めカバーする人など。

このパターンを実現するためのテンプレ方法は以下。あくまでテンプレなので例外もあるが、総じて言えるのが「フリーの味方にパスを回そう」ということ。

(2)-1 フリーのセンター待ちと連携する方法
(1)-2 フリーの攻めカバーと連携する方法

 

(2)-1 フリーのセンター待ちと連携する方法

味方のセンター待ちがフリーだった場合に、うまくボールをコントロールしてセンターへパスする連携がこちら。うまく決まるとほぼ確実に得点可能。

センターへの出し方は『敵とうまく競り合ってセンターに出す』『ダイブ強打で斜め壁に当ててセンターに出す』『横壁に垂直当てしてセンターに出す』あたりがテンプレ。

ただし、なんでもかんでもセンター待ちに出せば良いわけではない。例えば以下の場合は狙わないほうが良い。

NG1. 味方のセンター待ちが掴まれていたりマークされている場合

【参考】冒頭動画の動画時間でwestさんの11:00~みたいな感じ。

この場合、センター待ちへパスがうまく通った上で、センター待ちが掴みを回避した時にようやくシュートを打てる。この2条件を満たすのが意外に難しく、敵GKなどにクリアされることもしばしば。

なので、少なくともスコアで勝っている時はリスクの高い選択肢だと思う。

NG2. 敵が割り込みを狙っている場合

【参考】冒頭動画の動画時間でwestさんの25:44~みたいな感じ。

この場合、弱いパスになったりすると簡単に割り込まれてクリアされてしまう。なので、敵側の立ち位置もよく見て明らかに割り込んできそうな場合は、きれいにセンター出しできる自信がある場合にチャレンジするぐらいが良いと思う。

 

(2)-2 フリーの攻めカバーと連携する方法

これは(2)-1の攻めカバーバージョンである。最前線の競り合いなどでうまく負けて攻めカバーにパスして確定シュートを狙う方法。

【参考】【フォルボ】SS3環境考察#5 最前線でのタイマンでわざと負ける理論

ただし、現SS4では、攻めカバーからのシュートが意外と難しく決まりにくい印象。それどころか、ボールに高度が出なくて敵GKに超ロングでクリアされるケースも多いので、意外とリスキーである。

なので、攻めカバーからの確定シュートにこだわらず、攻めカバーにパスを回してさらに攻めカバーが別の味方にパスを回す、というのが無難か。

(1)と(2)の使い分けの考え方

冒頭でも述べた通り、上記パターンを『敵の実力』と『味方の立ち位置&マーク状況』に応じて使い分けるのが理想である。以下に3つほど例を挙げる。

 

例. 通常マッチでフォールボールが出た場合

この場合は、(1)のワンマンで決めることを重視。

理由は、フォールボールの練度が一般的なフォールガイザーと明らかに違うからであり、最悪ごり押しでも得点できるからである。

逆に下手に連携を考えて攻めるのはおすすめしない。そもそも野良の味方が連携を理解できていない確率が高いのと、野良の敵がランダムに動くために連携の間に割り込まれて想定外の展開になりやすいからである。

 

例. 固定メンツのフォルボだが敵が格下である場合

この場合は、(2)の連携で決めることを重視。

理由は、固定メンツを組めるレベルのフォールガイザーだとキャラコン自体はうまい人が多いため、(1)ワンマンのごり押しが確実に有効とは限らないからである。

逆に、チームゲーとしての動きの理解は浅く、特に『敵をマークする(つかみに行く)』という考えがないことが多い。ゆえに、(2)の連携が通りやすいので、そちらを重視して狙うべきだと考えている。

 

例. 固定メンツのフォルボで敵が同等以上である場合

この場合は、場面に応じて(1)(2)を選ぶ必要がある。

例えば、自分が最前線でボールを運んでいる時に、他の攻めの味方全員が掴まれていたら(1)のワンマンで決めることを考える。逆に、フリーの攻めの味方がいたら(2)の連携を狙ってボールを回す。

この例において、最も難易度の高い攻めポジは『最前線でボールを運ぶ人』。最前線だとカメラでは味方の状況を把握しにくい一方で、リアタイでの適切な判断が求められるからである。

 

以上